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続:眠れぬ王子と猫な僕

第1章 初めての友達

side妖巳














「よ〜みぃ!」











「ごめん〜……。あれ?」












朝、7時50分。









今日から学校に戻るのに寝坊してしまい、只今ネクタイと格闘中……












「はぁ……たくっ。おいで?車の中でしてあげるから」













「瑛兎さん、なんか嬉しそうだね…」













さっきから怒ってるような口振りだけど、顔はずぅっと笑ってるんだもん














「嬉しいよ。こうやって可愛い猫ちゃんと学校に行けるんだから。




なんか俺、性格変わっちゃいそう(笑」














瑛兎さんは僕のおでこに唇を落とした。











「あ……ぅ、ん…っ」



















僕は背伸びをして少し強引に瑛兎さんを引っ張り、キスした。



















「どうした?」















「だって、学校に着いたらばらばらだから……ちょっと寂しくて…」












「大丈夫、すぐに会えるだろ?」















「うん…」














「ほら、車に乗ろうか?」











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