性教育学校
第24章 文化祭二日目
渓人は少し驚いてたけど
すぐ顔を近づけて
唇を重ねた
渓人はすぐに辞めようとしたけど
あたしは気持ちがおさえられなかった
渓人にふれたい
ふれられたい
自分から唇を重ね
舌を渓人のなかにいれた
いつ誰が来てもおかしくない所で
深いキスをする
そのスリルがまたあたしの気持ちを高める
クチュ…
渓人の舌は
やらかくて温かくて
キスだけで感じてしまいそうになる
「みなみ…」
渓人がまた離れようとする
「やだ………」
自分でも驚くくらい
渓人を求めていた
ずっとこうして
渓人にふれていたい
渓人を感じていたい
あたしの心は
渓人でいっぱいだった
「榎本さーん!」
………ッハ
あたしは我に返って
渓人から離れた
何やってんのあたし…っ
恥ずかしさで
渓人を全く見れない
「みなみ……」
シャッ!
「あ、榎本さんいたっ、体の注文出たよ?」
カーテンが開き
クラスの子が来た
「あ、分かった行くねっ」
あたしは出ていこうとした
グイッ
「んっ渓人…っ」
手を捕まれ
まだ真っ赤な顔を
渓人に見られてしまった
「…文化祭終わったら覚悟しとけよ?」
そーいって手を離した
「か、覚悟って……っ」
あたしは渓人に聞く間もなく
お客さんの方に行った