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性教育学校

第24章 文化祭二日目




「あ、お相手をさせていただきます
みなみですっ」

相手は
30代半ばくらいの人だった
顔は優しそうだったから
少し安心出来た



「よろしくねみなみさん」

礼儀正しくて
セックスするような人に
見えなかった



個室に入り
すぐにヤるかと思えば
男の人は話始めた



「俺、結婚してるんだ。子供も二人いる」

何か悩んでるような感じだった


「ほんとは高校生とこんな……
駄目だって分かってるんだけど

子供ができてから
妻は俺を相手にしなくなった

誘っても
いつも断って
子供ばっかりなんだ

俺…欲求不満で……」


あたしは無言で聞いていた
こうゆうときなんて言えばいいのか
全然分からなくて…



「…と、関係ない話をしたね、すまない」

とても真面目な人
あたしはただ性欲があるだけでなく
理由があってセックスを求める人もいるんだと
初めて思った


「あたし…気持ちよくさせます!」


この人を
少しでも助けたいと思った

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