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性教育学校

第32章 支え





「ただいまー」


学校を終えた
莉乃が帰ってきた


あたしがリビングで
休んでる事に莉乃は驚いていた


「あ、みなみ!ただいま!」

「おかえり」


いつもの莉乃と違って
すごくあたしに気を使ってる…
そうさせてるのは、あたしなんだけどね…



「…莉乃、ごめんね」

「え…?」

「ずっと応援してくれてたり
心配してくれてたり…
莉乃に頼ってばっかで」


「そ、そんなことないよ!
あたしなんて何も出来てないよ…」


「ううん…
莉乃たちの優しさ
あたし凄く嬉しかった。
もう…引きずらない…
渓人のこと諦める……」


「みなみ…っ」

莉乃はあたしに抱きついた


「無理はしないでね…」


「うん…」


次、渓人にあったら
笑って話しかけるんだ
辛くても、渓人を思って泣くのは
もう…辞める……



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