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性教育学校

第33章 すれ違い



そーいえば
華原先生(保健室の先生)
と話すの…渓人と別れた日以来…?



なんかやだな…
渓人との事があってから
先生の事避けてたからな…


渓人と仲良くしてるんだろーな…
あたしと別れたから
渓人も先生の所行きやすくなっただろうし…



別れてから
渓人が保健室へ行くの
見たことがある。

見たときは
すごく嫌で嫌で仕方がなかった

けど
今は二人を見守ってる
渓人が幸せなら嬉しいから






コンコン

「失礼します…」


華原先生の所へ行った
先生はあたしに気づいてないみたい


「あの…先生?」

「あら、榎本さんお久しぶりね」


いつも落ち着いてて冷静で
悔しいけど先生には叶わないって分かる



「お手伝い役の事よね?
長話になるし…保健室行こうか」


あたしは先生に着いていく




「あの…」

あたしの前を歩く先生に
話しかけた

「ん?」

後ろを振り向き
首をかしげる先生


「出張って…どこに行くんですか?」

「それは後でちゃんと言うから」



足早に歩く先生を
あたしは急いで着いてく

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