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性教育学校

第33章 すれ違い





「はい。
この紙に色々詳しい事書いてあるから
ちゃんと読んでおいてね」



1枚の紙をあたしにくれた


「なにか質問はある?」

「いえ…」


なにか聞きたい事が
あるはずなのに

全然浮かんでこない…
不安ばっかり頭をよぎる



「あたし一旦教務室戻るから
その紙読んでてね」

先生は保健室を出ていった




何もかも完璧で
なんか……嫌なのに…
憧れてしまう





「持ち物…」

紙には
明日の日程や予定
持ち物や時間など細かく書いてあった



「大きな講演会って事は…
たくさんの人がいるんだよね…」


人前で何かをするのは
苦手だった

この学校で
少しは克服…出来たけど…



簡単な人には簡単だけど
あたしにはすごく難しい罰だった




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