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性教育学校

第33章 すれ違い



「…あれ…
あたし質問とそうとうずれてるわね」


「いえ…続けてください」


この話聞くの
嫌じゃなかった…



先生は少し嬉しそう見えた
また話し出した



「最初は戸惑ってたけど
下向きながら、ヤりたいです。って
その子は言ってね。

その日の放課後に
生徒と初めてヤったの。
その子すごく喜んでくれて
なんか嬉しかったの。」



えっちすることで
相手が喜んでくれた…
それはあたしも経験した事あるから
なんか共感出来た…



「それから、
その子以外の生徒とも
セックスすることが何度かあったの。

それが2年くらい続いてね~
なんか当たり前みたいになっちゃってね


あたしがその学校を辞める事になって
次の学校探してる時
偶然この学校を見つけたの」



先生は話を続ける


「こんな学校あるんだーって
すっごくびっくりしたんだけど、
あたしはここで先生をしたい。って
思ったのよね…

今でも
なんでだろ?って思うけど

たぶん
依存症だったのかもね、あたし」




こんな話
あたしに真剣に話してくれる先生

裏がなくて
真っ直ぐな先生だから
あたしは憎めなくて憧れるんだ





「長々ごめんね?
なんか思い出したら
止まらなくなっちゃってね」


「いえ…話してくれて
ありがとうございました」




すごく常識外れてて
すごく変な先生だけど…

「先生はいい人なんですね」


「…クスッ
そんなこと初めて言われたわ」




その後も
先生の昔の話とか
たくさん聞いた


明日のことなんて
頭には残ってなかった

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