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性教育学校

第37章 2日目


「あたし…明日渓人に告白する」


抱き締め合いながら
裕希くんに言った


「ん…そっか」


裕希くんの腕…
ちょっとキツくなったように感じた


「あたしが辛いとき…
いつも助けてくれてありがとう…
裕希くんがいなかったら
こんなに元気になれなかったよ…」


「うん…」


うん、としか言わないけど
裕希くんの鼓動と腕の強さで
なにを思ってるのか分かる気がする…



「すっごく好き…
裕希くんのこと大好き…
なのに、ほんとにごめんね…」


返事をしないで
あたしを強く抱き締めた


「俺…何回振られるんだろ」


ちょっと笑った感じに言ったけど
きっと…泣いてる


「裕希くん…」

「……ごめん…離したくない…」


体を離そうと思えば
簡単に離すことが出来た


でも、
あたしは裕希くんに
体を寄せた



「やっぱ…俺から離れた方がいいよ…
なにするか…分からないし」


ほんとに
そうかもしれないけど…
離れてしまったら
もう裕希くんと今までのように
いられない気がした



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