性教育学校
第8章 校外授業
「・・裕希・・くん」
「今帰り?一緒に帰ろうぜ♪」
その他愛もない言葉が
あたしには幸せな事だった
「・・・・・うぅ・・」
あたしは泣いてしまった
「・・っえ?みなみちゃん?」
さっきまでの恐怖が
一瞬にして溶けた
裕希くんの優しい笑顔と声が
あたしの胸をさす
「・・うっうっ・・」
裕希くんは何も言わず
あたしを抱き締めてくれていた
あたしも裕希くんに
強く抱きついてしまっていた
もし裕希くんがいなくて
一人だったら
あたしはどうなってたか分からない
心がとても救われた