れい☆さんのレビュー一覧

  • [評価] ★★★★★

    ふたりを乗せた小舟は
    その姿を夜霧で隠すように
    湖面を彷徨い流れゆく
    睦言は花に埋もれ肩に寄り添う

    共にあることこそ運命
    ならば
    今一度 深い契りの中
    永遠の誓いを…


    「…もっと、愛して欲しい…柊に…」
    胸のうちを語り終えた萌の言葉が熱く、切なく心に響きます

    再びの更新ありがとうございます!

    萌が求め柊が応える…
    今までとは少し違う狂おしいふたりの夜
    続きが待ち遠しいです

  • [評価] ★★★★★

    有り得たかもしれない
    別の道
    それよりもなお
    強くふたりを導いた
    ひとすじの道

    運命は信じるものに優しく微笑む

    萌の信じる運命が
    ふたりを光へ導いてくれることを
    願ってやみません

    萌のいじらしさに胸がしめつけられます…

    更新ありがとうございます!
    さらに激しいふたりの愛の姿を見守りたいです

  • [評価] ★★★★★

    まるで月明かりを浴びて
    漂う小舟に横たわるようなふたり…

    狂おしく乱れた余韻を纏い
    柊の腕の中 背中を預ける萌
    濡れた肌 熱い息 潤む瞳も
    不安と惑いを分かち合った残り香のよう
    今 ふたりの姿がひとつに見える


    愛を交わしたあとだからこその
    問わず語り
    萌の語る現実は柊の胸の痛みと
    吐息を誘うばかりでしょう

    萌を巡る三人
    それぞれの想い
    どうすることが最良の道なのか

    もし時間を巻き戻すことができるなら…

    いえ
    ふたりはきっとそうは思わない
    だからこそ、この一夜が大切なのではないかと

    更新ありがとうございます!

    私もこの夜を手離したくない、
    です
  • [評価] ★★★★★

    夜は深く 未だその色を変えず
    熱に浮かされた密やかな空気は
    湿度を帯びて
    絹の光沢とビロードの手触りを持って
    ふたりに絡み付く

    求める声 応える声
    喘ぎ 乱れ 騒めき 弾ける…
    萌の鳴き声は星の欠片となって夜に舞う


    キスしたい…萌…

    柊の愛情…
    そして指を絡めあうことは全てを繋ぎ合うようで
    感じ合い溺れてゆく二つの身体と
    溶け合ってゆく二つの魂を感じます

    鍵穴に鍵は一つだけ
    思えばそれはずっと昔からの二人の約束ですよね

    柊の心と身体全てで萌を愛する想い、受け取りました

    更新ありがとうございます!
    ドキドキが止まりません…
  • [評価] ★★★★★

    柊の手が萌の目から離れ
    再びふたりの世界の幕が上がる

    繋がる体、煽り煽られ登りつめてゆく
    その行為の一つ一つが想いと溶け合い
    ふたりの情景となって鮮やかに映し出される
    まさに美しい官能…
    萌の鳴き声、柊の吐息がすぐそこで聞こえるよう

    そんな中
    「いつ?」
    「早く大人になりたい…」
    その耳に揺れるイヤリングが、過ぎてきた時間を思い出させ
    萌がいじらしくてなりません

    柊の望みの通り
    今夜一つになったまま世界を終わらせてあげたい

    ふたりの今まで
    そしてこれからをふと思い
    そう願わずにいられませんでした

    更新ありがとうございます!
    最後のページ涙がなぜか込み上げてきて…
  • [評価] ★★★★★

    想像をはるかに超える萌は
    まるで宇宙の広がりのように
    柊を凌駕し包み込んでしまうのかもしれない…

    柊の深い愛が目覚めさせたのか
    「私も…柊のに…したい…」
    愛情を愛の行為にと囁く萌がいじらしい

    そして柊の驚きと葛藤
    震えるように求めながら
    押し止め、恥じらうぎこちなさ
    その振り子のように揺れ動く感情が微笑ましくとても新鮮で
    柊の新たな一面を垣間見た思いです

    萌への想いはやはり溺愛、でしょうか
    与える存在であり続けたい、今は…と

    最後のページで可愛らしい声をあげて笑った萌と一緒に笑ってしまいました!

    更新ありがとうございます!
    読後とても幸せな気持ちになりました
  • [評価] ★★★★★

    愛しても愛しても
    まだ足りない
    抱いても抱いても、まだ…
    柊の狂おしさに目が眩む

    その狂愛の中に萌への限りない優しさ
    萌の密やかなそこを愛しく見つめることは
    すべてを愛しむこと
    そして
    互いの左胸で愛を語り合うこともまた…

    戸惑いながら柊の言葉に魔法をかけられ
    快楽の渦に引き込まれ溺れる萌
    まるで熱い波の中で魂まで柊と溶け合ってゆくよう…

    乱れさせ、乱れ、狂い狂わされ…
    いつまでも二人の乱舞を見ていたい…!

    夜明けの更新ありがとうございました!
  • [評価] ★★★★★

    夜が密度を増してゆく…

    バスルームから一転
    ほの明るくも隠微な闇を感じる
    二人だけの閉じられた美しい世界

    解き放たれた野獣にも似た柊の言葉、眼差し、指が舌が
    萌の体をしどけなく開き
    官能と忘我の世界へ連れてゆく

    もはや萌の怯えは熱情の彼方
    そう、乱れておしまい、今はただ…

    読んでいて熱い渦の中に巻き込まれました

    更に続くめくるめく時間
    楽しみにしています!
  • [評価] ★★★★★

    染まってゆく紅の肌とジーンズの藍
    それ以外色はない…

    薄い紗幕の向こうに浮かぶようなふたりの姿
    萌の凍り付いた心が
    柊の愛撫で溶けてゆき、開かれてゆく体

    すべてを柊に委ねてしまいなさいな、萌…

    そして
    あえかな声は艶を帯び
    求める声に変わる…

    柊の熱だけを感じたい
    と口にした殺し文句もいじらしいです

    熱いふたりに魅入ってしまいました

    しののめ様は紛れもなく
    官能シーンの名手、と改めて確信しました!
  • [評価] ★★★★★

    片時も離れたくない
    瞬きの間も離したくない

    怯えと恐れさえも分かち合うように
    海の香りを残しながら重なる唇

    濡れてはしゃぎながら解けてゆく緊張
    それに相まって高まる熱情

    泣き顔、ではなく鳴き顔をと…
    今の萌には強引なまでの求めこそ救いでしょうね
    幾重にも重なる不安を拭えるのは柊の熱と愛撫だけ
    だから、萌にはすべてを忘れて柊だけを感じて溺れてしまって欲しい…
    せめて今は

    不安な要素もこのひとときばかりは忘れて
    バスルームから始まるふたりの熱い時間を見守りたいと思います

    週末にときめきをありがとうございます!
    続きを楽しみにしています。
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