柊、早く、早く…!
不安で蹲る萌の声にならない叫び
今から行く…
最愛の人を抱き締める柊の言葉
想いはすべてを超えて求め合うのですね
そして不安な現実にも動じることなく
萌の前に両手を広げて立ちふさがる柊の雄々しさと覚悟
そのためでしょうか
ストレートな灰谷の言葉にストレートなファイト
怒りの大きさを見せ付けられました
柊を守ろうとする萌の姿がすべてなのに
正義の思い込みで戸惑う彼もまた、迷う人か…
架け橋は不安をはらい
甘美なシーンへの期待となります!
ありがとうございました
れい☆さんのレビュー一覧
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[評価] ★★★★★
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[評価] ★★★★★恋の闇路に迷う和虎と要
ふたりの対峙に息が止まりそうな緊張感でした…
柊の為に身も心も投げ捨てる覚悟の和虎
要への言葉は血を吐く叫びとなり自身も苛む
その心を求める要もまた…『そんな恋は、もうやめろよ』
彼は彼なりに和虎を救いたかったのでしょうか?
恋の終わりを人は知るのではなく、終わった後に知るばかり…
不吉なイメージが不安を煽りますが
その不安とひとり戦い、新たな覚悟を秘めて、柊や萌の前で微笑むであろう和虎の姿が見えるようです
和虎が柊と萌の守り刀となった瞬間、でしょうか
更新ありがとうございました!
和虎くんと柊と萌…
この先を思う時胸が震えます。 -
[評価] ★★★★★和虎の声にならない慟哭が胸を揺さぶる…
なぜ人は
みすみす実らないとわかっているのに
好きにならずにいられないのでしょうね
想うばかりの恋は切なく
命をかける愛は哀しいのに…
柊と萌の真実が、和虎まで闇に迷わせることになる
それもまた愛ゆえだとは…
雑踏の中、和虎の心があまりにもひとりで切ない、です
更新ありがとうございます!
思いがけない展開に動揺し、ふいをつかれたまま涙が止まりませんでした… -
[評価] ★★★★★凍り付くような中での萌の孤独…
その手をつかみ走り出したい!
柊のもとへ送り届けたい!
そんな思いでした。
同じ一枚の絵であるのに、見る角度が違うだけでその意味まで変わってしまうとは…!
しかもその角度には、正義という椅子が用意されていて…
すくむ萌を動かしたのが、柊の言葉であるのが救いでした。
闘うのか、理解を求めるのか
それとも…
今後の展開から目が離せません!
萌と柊の愛の強さを見守りたいと思います。
更新ありがとうございました! -
[評価] ★★★★★幸せな光に包まれた海辺から、灰色がかった現実へ…
唇に触れることもできず、離れてゆく柊の姿を追う萌の視線が切なく揺れているようです。
ふたりを隔てるガラスの扉がもどかしい…!
そして追い打ちをかけるように告げられた言葉。
まるで翼を広げた大きな鳥が、萌の目の前に舞い降りたかのよう。
一気に緊張に包まれました!
何をしようと言うのか…?柊の懸念が早くも当たってしまうのか?
新たな展開に緊張が高まります。
更新が楽しみです! -
[評価] ★★★★★凪ぎる海
穏やかな冬の光を受けて
蜂蜜色に輝く砂の城…
二人きりの城…
膝まづく柊の手に剣が
微笑む萌の頭上に王冠が見えるようです。
騎士は命懸けで姫を守り、姫も命懸けで騎士を愛するのでしょう…
永遠の愛を誓い、抱き合う二人にそそがれる光がまぶしい!
王冠を戴く萌は、受け身だけでなく与える愛を身につけたレディ、ですね。
幸せなシーンなのに胸に迫るものが溢れそうです…
更新ありがとうございます! -
[評価] ★★★★★波打ち際をふたりの足跡が続き、交わり、乱れる…その戯れる声まで煌めいて、初めて柊と萌の心からの笑顔を見た思いです。
そして、父に似てどこか不器用な柊を優しく包み込むような萌がいじらしい。
寄せて返す波はひとつ、なのですね。
熱帯夜の余韻が見せる、白昼夢のような恋人たちの時間が長く、長く続いてほしい・・・!
読んでいてとても幸せな気持ちになります。
ありがとうございます!
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[評価] ★★★★★天使は冬の海辺に降臨
光の衣を纏い
子犬のように潮風と戯れる・・・・
車中での柊の葛藤との対比が見事で眩しいほどです。
真にしなければならないことがひとつなら・・・
柊の覚悟はあの日から始まっていたのでしょう。
『この身に代えてもおまえを守るから・・・』と。
光の射す方・・・その光を絶やさない道を。
更新ありがとうございます!
熱情と官能、耽美と哀切。そんなしののめワールドを愛してやみません・・・ -
[評価] ★★★★★空気の色が変わった・・・
不意に投げられた巽さんの問いに思わず息をのみました。
そして、装った柊の言葉は自身へ向う刄でもあったでしょう。
言わない言葉は、聞かなくて良い言葉・・・
このまま沈黙の中に埋めてしまってほしい・・・。
舞い降りた天使のような萌と、花園へと解き放ってあげたいのです。
更新ありがとうございます!
甘々なふたりのデートを楽しみにしています!! -
[評価] ★★★★★静寂・・・ただ静寂。
語り合う父と息子。
穏やかに光が降り注ぎ、日だまりに憩うようです。
ただ、時折込み上げるためらいや怯えが、終わりの時を刻む病室だと気付かせてしまう・・・
この時間を壊したくなくて、柊は真実を隠したのでしょう。
萌を深く愛したことで初めて知ったであろう父の不器用な愛。
自分の傷ついた心から流れる血の、最後のひと雫を拭うのはやはり父でしかなかった・・・
決して卑怯でも臆病でもなく、いつも父は父であったと・・・
願わくば、この“時”が少しでも長く続いてくれますように。
更新ありがとうございます!
胸が痛いです・・・きっと作者様も・・・