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【リレー小説】ルイーダの酒場 2
《ドラクエの世界でみんなで冒険しよう!》
ドラクエの世界観でオリジナル二次創作をリレー小説で書いてみませんか?
ドラクエの世界観なら、どんな物語でもOKです。
ただしドラクエの世界を楽しむためにも脱線しすぎにはご注意ください。
《ルール》
*ドラクエ好きなら、誰でも参加OK
*初めましてなどの挨拶はなし
*基本は三人称(場合によっては一人称もあり)
*前の人の文章を読んで話を繋げる
*順番は決まってないので、被った場合は先に書いた人の文章を優先する。またはうまいこと繋げる。
ドラクエ好きだけど文章苦手で…うる覚えで…という方でも大丈夫。一行のみの参加でもOKです。とにかく繋げてドラクエストーリーを楽しもう!
ルイーダの酒場で待ってるよ(*^ω^)ノ
【登場人物】
ムト(盗賊→バトマス)
パーム(マジシャン→魔法使い)
レミファ(遊び人→賢者)
イワハシ(商人→武闘家)
ヤス(魔物系YouTuber)
ヒロ(魔物系YouTuber)
サチ(ヤスの妻、ヒロの母)
トロル(テヘペロ)
はぐれ爆弾メタル岩(クランチ)
キメラ(つばさ)
ベビーパンサー(はやて)
ドラクエの世界観でオリジナル二次創作をリレー小説で書いてみませんか?
ドラクエの世界観なら、どんな物語でもOKです。
ただしドラクエの世界を楽しむためにも脱線しすぎにはご注意ください。
《ルール》
*ドラクエ好きなら、誰でも参加OK
*初めましてなどの挨拶はなし
*基本は三人称(場合によっては一人称もあり)
*前の人の文章を読んで話を繋げる
*順番は決まってないので、被った場合は先に書いた人の文章を優先する。またはうまいこと繋げる。
ドラクエ好きだけど文章苦手で…うる覚えで…という方でも大丈夫。一行のみの参加でもOKです。とにかく繋げてドラクエストーリーを楽しもう!
ルイーダの酒場で待ってるよ(*^ω^)ノ
【登場人物】
ムト(盗賊→バトマス)
パーム(マジシャン→魔法使い)
レミファ(遊び人→賢者)
イワハシ(商人→武闘家)
ヤス(魔物系YouTuber)
ヒロ(魔物系YouTuber)
サチ(ヤスの妻、ヒロの母)
トロル(テヘペロ)
はぐれ爆弾メタル岩(クランチ)
キメラ(つばさ)
ベビーパンサー(はやて)
21
「あははっ。なぁーんだ。それがあるなら、わざわざ階段で上がらなくてもいいねぇ~」
「ホントだな。でかしたぞ、テヘペロ!」
「うがうがー!」
ムトとレミファは、エレベーターのとこまで来た。大きな開き扉の横に、押しボタンがある。
「これを押せば、開いて上に行けるんだな」
「きっとそうだよぉー。押してみよー」
「うがうがー(押してみよー)」
ムトはボタンを『ポチッとな』した。
すると、扉は素直にウィーンと開いて乗り込もうとしたが、
「あれれぇ? これなぁに?」
エレベーター中は、青くてボヨンボヨンとした風船のような物で埋まっていた。レミファはそれを、指でツンツンと突っついてみた。
したら、
「きゃあっ! 何かプルプルと動いたぁっ!」
「おい、それってまさか……」
と、ムトがいいかけたところで、ふっくらしたニコニコ顔が見えた。
――キングスライムが現れた!
「うわぁっ、離れろっ!」
ムトとレミファとテヘペロは一斉に離れ、戦闘態勢に入った……が、
キングスライムは、エレベーターの中から出ることも動くことも出来なかった。
「お前、どうやって入ったんだよ」
「あははっ。なぁーんだ。それがあるなら、わざわざ階段で上がらなくてもいいねぇ~」
「ホントだな。でかしたぞ、テヘペロ!」
「うがうがー!」
ムトとレミファは、エレベーターのとこまで来た。大きな開き扉の横に、押しボタンがある。
「これを押せば、開いて上に行けるんだな」
「きっとそうだよぉー。押してみよー」
「うがうがー(押してみよー)」
ムトはボタンを『ポチッとな』した。
すると、扉は素直にウィーンと開いて乗り込もうとしたが、
「あれれぇ? これなぁに?」
エレベーター中は、青くてボヨンボヨンとした風船のような物で埋まっていた。レミファはそれを、指でツンツンと突っついてみた。
したら、
「きゃあっ! 何かプルプルと動いたぁっ!」
「おい、それってまさか……」
と、ムトがいいかけたところで、ふっくらしたニコニコ顔が見えた。
――キングスライムが現れた!
「うわぁっ、離れろっ!」
ムトとレミファとテヘペロは一斉に離れ、戦闘態勢に入った……が、
キングスライムは、エレベーターの中から出ることも動くことも出来なかった。
「お前、どうやって入ったんだよ」
22
それはいまから1時間と47分28秒前のこと。
上の階にいた、スライムナイトの小さい騎士が、ヤドカリのようにキングスライムに乗り換え用としていた時だった。
上に乗られるのが嫌だと、キングスライムは抵抗して逃げ回る。
たまたま、その階に上がってきたエレベーターが開き、中にいたホイミスライムとはぐれメタルが一緒に出ようとした時、逃げてきたキングスライムはエレベーターの中に飛び込んだ。
ホイミスライムとはぐれメタルはキングスライムに取り込まれ、頭の王冠がエレベーターのボタンに当たった。
2匹を吸収したはキングスライムはメタルホイミキングとなり、膨張したままエレベーターの中で身動きがとれないでいた。
つまり、これを倒せば、はぐれメタル一匹分の経験値が手に入る。
「おい、こいつの体ん中よく見ろ、はぐれメタルがいるぞ」とムトは、キングスライムの中にいるはぐれメタルの存在に気付いた。
「よっしゃ、俺に任せろ!」とイワハシが手刀を打ち込む。
そうはさせまいと、メタルホイミキングは、体を膨張させる。これによって防御力を上げたのだ。
上の階にいた、スライムナイトの小さい騎士が、ヤドカリのようにキングスライムに乗り換え用としていた時だった。
上に乗られるのが嫌だと、キングスライムは抵抗して逃げ回る。
たまたま、その階に上がってきたエレベーターが開き、中にいたホイミスライムとはぐれメタルが一緒に出ようとした時、逃げてきたキングスライムはエレベーターの中に飛び込んだ。
ホイミスライムとはぐれメタルはキングスライムに取り込まれ、頭の王冠がエレベーターのボタンに当たった。
2匹を吸収したはキングスライムはメタルホイミキングとなり、膨張したままエレベーターの中で身動きがとれないでいた。
つまり、これを倒せば、はぐれメタル一匹分の経験値が手に入る。
「おい、こいつの体ん中よく見ろ、はぐれメタルがいるぞ」とムトは、キングスライムの中にいるはぐれメタルの存在に気付いた。
「よっしゃ、俺に任せろ!」とイワハシが手刀を打ち込む。
そうはさせまいと、メタルホイミキングは、体を膨張させる。これによって防御力を上げたのだ。
23
「ぬぉーっ! これでどうだぁーっ!」
イワハシは、今度はキョーレツな蹴りを食らわした。が、やはり効かず、体を膨張させるばかりだ。
イワハシは、はにかむのも忘れるぐらい悔しがった。
「クソォーッ。こんな時、クランチがいたら良かったでやんすねぇ。したら、メガンテでドカーンって出来るでやんすよ」
「いや。ドカーンしたら、エレベーターもろとも吹っ飛ぶだろ。ていうか、イワハシ。お前時々、言葉遣いが面白くなるよな」
「いやぁー、とびきりプリティーな女賢者に言われると、照れるでごわすよぉ」
「やめろ。そのことをせっかく忘れていたのに思い出させるな。そして、また言葉遣いが変わったな」
ムトとイワハシが、どうのこうのと話していると、
「そんなら今度はくすぐってみよーよ! テヘペロ、一緒にやろー! せーの、コチョコチョコチョ~」
「うがうがうがぁ~(コチョコチョコチョ~)」
レミファとテヘペロが、メタルホイミキングをくすぐりだした。
するとメタルホイミキングは、
「ぐわぁひゃうひょぎひゃしぎゃはっはぁ~!」
体をプルプル震わせて笑い出した。
「ていうか、笑い方キモッ!」
「ぬぉーっ! これでどうだぁーっ!」
イワハシは、今度はキョーレツな蹴りを食らわした。が、やはり効かず、体を膨張させるばかりだ。
イワハシは、はにかむのも忘れるぐらい悔しがった。
「クソォーッ。こんな時、クランチがいたら良かったでやんすねぇ。したら、メガンテでドカーンって出来るでやんすよ」
「いや。ドカーンしたら、エレベーターもろとも吹っ飛ぶだろ。ていうか、イワハシ。お前時々、言葉遣いが面白くなるよな」
「いやぁー、とびきりプリティーな女賢者に言われると、照れるでごわすよぉ」
「やめろ。そのことをせっかく忘れていたのに思い出させるな。そして、また言葉遣いが変わったな」
ムトとイワハシが、どうのこうのと話していると、
「そんなら今度はくすぐってみよーよ! テヘペロ、一緒にやろー! せーの、コチョコチョコチョ~」
「うがうがうがぁ~(コチョコチョコチョ~)」
レミファとテヘペロが、メタルホイミキングをくすぐりだした。
するとメタルホイミキングは、
「ぐわぁひゃうひょぎひゃしぎゃはっはぁ~!」
体をプルプル震わせて笑い出した。
「ていうか、笑い方キモッ!」
24
メタルホイミキングのキモい笑い方に、ムトは引き、レミファとテヘペロは笑い転げ、イワハシは久しぶりにはにかんだ。
メタルホイミキングのキモい笑い方に、ムトは引き、レミファとテヘペロは笑い転げ、イワハシは久しぶりにはにかんだ。
25
だが突然、巨大化した風船ようなメタルホイミキングがブルブルと震えだし、少しずつ縮みはじめた。
「なにか様子がおかしい」とムトが正気に戻る。
見ると、パームが口に細い筒をあてていた。
「パーム、なんでお前、ちくわなんか食ってんだ?」
「ちくわじゃねぇよ。毒針を吹いたんだ」
キングスライムはドロドロと溶けていき、
やがて安っぽい王冠だけが残った。
エレベーターの中には、グッタリとしたホイミスライムとはぐれメタルが。
この2匹はキングスライムの圧力により、体内に閉じ込められ、吸収されただけで、同化したわけではなかった。
ホイミスライムは身の危険を感じ、逃げようとするが、圧力により、HPとMPを消耗してしまい、身動きが取れない。
死んでしまう……と観念したホイミスライムだが、一筋だ奇跡が……。
相手の攻撃が一斉にはぐれメタルに向いたのだ。
そのスキに、はうようにして逃げるホイミスライム。
だが、レミファのギラによって、さようなら。
「なにか様子がおかしい」とムトが正気に戻る。
見ると、パームが口に細い筒をあてていた。
「パーム、なんでお前、ちくわなんか食ってんだ?」
「ちくわじゃねぇよ。毒針を吹いたんだ」
キングスライムはドロドロと溶けていき、
やがて安っぽい王冠だけが残った。
エレベーターの中には、グッタリとしたホイミスライムとはぐれメタルが。
この2匹はキングスライムの圧力により、体内に閉じ込められ、吸収されただけで、同化したわけではなかった。
ホイミスライムは身の危険を感じ、逃げようとするが、圧力により、HPとMPを消耗してしまい、身動きが取れない。
死んでしまう……と観念したホイミスライムだが、一筋だ奇跡が……。
相手の攻撃が一斉にはぐれメタルに向いたのだ。
そのスキに、はうようにして逃げるホイミスライム。
だが、レミファのギラによって、さようなら。
26
そしてはぐれメタルにも、経験値ほしいほしいムトが、執念の一撃を食らわす。
魔物の群れをやっつけた!
レベルアップの効果音が、数分間鳴り続けた。
「やったやったぁー! 経験値、経験値ー!」
ムトはいつになく、ウハウハと喜び、優雅に舞った。マーニャのレッスンが、ここでも活かされた。
「しかし……パームさんのその毒針、スゴい効き目でやんすねー。どうやって作ったんでごわすか?」
イワハシがパームに問うと……
そしてはぐれメタルにも、経験値ほしいほしいムトが、執念の一撃を食らわす。
魔物の群れをやっつけた!
レベルアップの効果音が、数分間鳴り続けた。
「やったやったぁー! 経験値、経験値ー!」
ムトはいつになく、ウハウハと喜び、優雅に舞った。マーニャのレッスンが、ここでも活かされた。
「しかし……パームさんのその毒針、スゴい効き目でやんすねー。どうやって作ったんでごわすか?」
イワハシがパームに問うと……
27
パームはふところから、親指一本ほどの小瓶を出す。
瓶の中には、オイスターソースのようなものが入っている。
「間違えました、これはオイスターソースでした」
「オイスターソースかい!」
パームは別の小瓶を出した。中には黒紫色の濃い液体が入っている。
「ヨウシュヤマゴボウの根っこに、シキミの実、トリカブトをすり潰して、汁だけを抽出し、そこに乾燥させて粉末にしたマムシの毒にテトロドトキシンを混ぜ、イモガイのコノトキシン、ベニテングタケの絞り汁、ベロ毒素にニコチンを入れ弱火でコトコト2時間、仕上げに水銀を少々くわえ5000回シェイクして、一晩念じれば出来上がり」
「それより、なぜオイスターソースを持っているかが……」
「それは忘れなさい」
瓶の中には、オイスターソースのようなものが入っている。
「間違えました、これはオイスターソースでした」
「オイスターソースかい!」
パームは別の小瓶を出した。中には黒紫色の濃い液体が入っている。
「ヨウシュヤマゴボウの根っこに、シキミの実、トリカブトをすり潰して、汁だけを抽出し、そこに乾燥させて粉末にしたマムシの毒にテトロドトキシンを混ぜ、イモガイのコノトキシン、ベニテングタケの絞り汁、ベロ毒素にニコチンを入れ弱火でコトコト2時間、仕上げに水銀を少々くわえ5000回シェイクして、一晩念じれば出来上がり」
「それより、なぜオイスターソースを持っているかが……」
「それは忘れなさい」
28
ムトは、目をギラつかせ、パームの肩に手を置いた。
「パーム、その薬、少しわけてくれ」
「なんに使うんだよ?」
「剣の先に塗って、あの大神官の首筋に……」
「だから、抹殺するのはやめろ。てか、剣で刺した時点で死ぬから」
「まあな……てか、パーム。なぜお前がここにいるんだよ」
「いや待ってるだけだと退屈だし、俺はYouTuberのヤスさんに同行して撮影協力してるだけだ。後は優しく見守っておくよ」
「あぁ、だが毒針は助かった」
テヘペロを含めた四人は、先にエレベーターに乗って上の階へ上がっていった。
ヤスとパームは、心霊スポットYouTuberのように、塔の中を探っていた。
「パーム、その薬、少しわけてくれ」
「なんに使うんだよ?」
「剣の先に塗って、あの大神官の首筋に……」
「だから、抹殺するのはやめろ。てか、剣で刺した時点で死ぬから」
「まあな……てか、パーム。なぜお前がここにいるんだよ」
「いや待ってるだけだと退屈だし、俺はYouTuberのヤスさんに同行して撮影協力してるだけだ。後は優しく見守っておくよ」
「あぁ、だが毒針は助かった」
テヘペロを含めた四人は、先にエレベーターに乗って上の階へ上がっていった。
ヤスとパームは、心霊スポットYouTuberのように、塔の中を探っていた。
29
一方、その頃……ダーマ神殿では。
「……おや? 何じゃお前は。転職を希望かね?」
大神官・カネミツは、なんと……いつの間にか後ろにいた、はぐれ爆弾メタル岩のクランチに話しかけてしまった!
するとクランチは、カネミツに向かって
「メ(実は僕、)
ガ(前から)
ン(人間になって)」
と話し始めてしまい、そして最後の
『テ(みたかったんだ)』までを言い切……ろうとしたところで、
「ちょっと待ったぁーーーーっ!」
ダーマ神殿に戻ってきたヒロが、大声を出してクランチを止めた。
その隙に、はやてが目にも止まらぬ早さでクランチの元へ飛んでいき、翼で口を防いだ。
ヒロとはやては、カネミツドカーン殺人事件&ダーマ神殿大破事件の二種を、未然に防げた!
ここまでダッシュしたおかげで、
ヒロとはやての体力が10上がった!
そして、カネミツとダーマ神殿を救ったことで、
英雄度が15上がった!
更に……
ギリギリのところで命が助かったカネミツは、
うんのよさが20上がった!
一方、その頃……ダーマ神殿では。
「……おや? 何じゃお前は。転職を希望かね?」
大神官・カネミツは、なんと……いつの間にか後ろにいた、はぐれ爆弾メタル岩のクランチに話しかけてしまった!
するとクランチは、カネミツに向かって
「メ(実は僕、)
ガ(前から)
ン(人間になって)」
と話し始めてしまい、そして最後の
『テ(みたかったんだ)』までを言い切……ろうとしたところで、
「ちょっと待ったぁーーーーっ!」
ダーマ神殿に戻ってきたヒロが、大声を出してクランチを止めた。
その隙に、はやてが目にも止まらぬ早さでクランチの元へ飛んでいき、翼で口を防いだ。
ヒロとはやては、カネミツドカーン殺人事件&ダーマ神殿大破事件の二種を、未然に防げた!
ここまでダッシュしたおかげで、
ヒロとはやての体力が10上がった!
そして、カネミツとダーマ神殿を救ったことで、
英雄度が15上がった!
更に……
ギリギリのところで命が助かったカネミツは、
うんのよさが20上がった!
30
ヒロは、ふと違和感を覚えた。
「……ん? ベビーパンサーのはやてが、空を飛んだり、翼で口をふさいだりするっておかしくねぇか? キメラであるつばさならわかるけど……」
ヒロが、はやてのことをよーく見ると……
はやての背中には、ランドセルのようにピッタリフィットしてくっついているつばさがいたのだ。
「つばさ、お前最初からずっといたんだな」
はやてとつばさは、ヤス一家の元で、兄弟のように共に育ってきた仲だ。つばさは、片時もはやてから離れたくなかったのだろう。だから、はやての背中にコッソリしがみついて、ここまで付いてきていたのだ。
ヒロは、そんな可愛い二匹を優しく撫でてから、
活躍したご褒美として、サチ特製のとびきり美味しいエサを与えた。
はやてとつばさのHPが回復した。
ヒロは、ふと違和感を覚えた。
「……ん? ベビーパンサーのはやてが、空を飛んだり、翼で口をふさいだりするっておかしくねぇか? キメラであるつばさならわかるけど……」
ヒロが、はやてのことをよーく見ると……
はやての背中には、ランドセルのようにピッタリフィットしてくっついているつばさがいたのだ。
「つばさ、お前最初からずっといたんだな」
はやてとつばさは、ヤス一家の元で、兄弟のように共に育ってきた仲だ。つばさは、片時もはやてから離れたくなかったのだろう。だから、はやての背中にコッソリしがみついて、ここまで付いてきていたのだ。
ヒロは、そんな可愛い二匹を優しく撫でてから、
活躍したご褒美として、サチ特製のとびきり美味しいエサを与えた。
はやてとつばさのHPが回復した。
レスが上限に達しています。