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【リレー小説】ルイーダの酒場 2

《ドラクエの世界でみんなで冒険しよう!》


ドラクエの世界観でオリジナル二次創作をリレー小説で書いてみませんか?
ドラクエの世界観なら、どんな物語でもOKです。
ただしドラクエの世界を楽しむためにも脱線しすぎにはご注意ください。


《ルール》
*ドラクエ好きなら、誰でも参加OK
*初めましてなどの挨拶はなし
*基本は三人称(場合によっては一人称もあり)
*前の人の文章を読んで話を繋げる
*順番は決まってないので、被った場合は先に書いた人の文章を優先する。またはうまいこと繋げる。

ドラクエ好きだけど文章苦手で…うる覚えで…という方でも大丈夫。一行のみの参加でもOKです。とにかく繋げてドラクエストーリーを楽しもう!
ルイーダの酒場で待ってるよ(*^ω^)ノ


【登場人物】
ムト(盗賊→バトマス)
パーム(マジシャン→魔法使い)
レミファ(遊び人→賢者)
イワハシ(商人→武闘家)
ヤス(魔物系YouTuber)
ヒロ(魔物系YouTuber)
サチ(ヤスの妻、ヒロの母)

トロル(テヘペロ)
はぐれ爆弾メタル岩(クランチ)
キメラ(つばさ)
ベビーパンサー(はやて)


11 ムトのレベルは、一気に20まで上がっていた。

それは、数匹のはぐれメタルが襲ってきた時、イワハシの会心の一撃が面白いように決まったことからの嬉しい結果だった。

盗賊、バトルマスターの力と能力を身に付け、さらに本当のスターとなったムトは、マーニャに別れを告げる。

「あのレッスンの意味がよくわかった。軽く鮮やかに、モンスターまでをも魅了する戦闘の舞いに自分も酔いしれたよ」

「私はあなたにここでスターとして残ってもらいたかったけど、旅という使命があるのよね。だから、戦闘にも役立つレッスンをあなたに授けました。私も以前は仲間達と戦いに出たけど、今度はあなた達に託します。世界を守ってね」

ムトはマーニャから歴史に残るスーパースターの称号を得た。

「ありがとうございます。必ず、もっと大きな輝きを身に付けて戻ってきます」

「期待してるわ」

レミファやパームも正直、ここを去るのは名残惜しい気持ちがあったが、いつか戻る。その思いを胸に、モンバーバラから離れる決意をした。

ムトは言った。

「よし、ダーマにいくぞ。次は、男に戻る」

もう、マーニャへの言葉を撤回した。
12
モンバーバラから、再びダーマ神殿にたどり着いた。

ムトは大神官の前に立つ。仲間達は離れたところで、転職の様子を静かに見守る。

ムトは現在、バトルマスターとスーパースターをマスターしている。勇者になるには、あと賢者とレンジャーをマスターしないといけない。

次は、レミファと同じ賢者になることを決めた。

(次こそは絶対に男に戻ってやるっ!)

ムトは、ひたすら男のことだけを思い続けた。

プロレスラー、ごりごりのマッチョ、せがた三四郎……などなど。とにかくがむしゃらに、男臭いもので頭の中いっぱいにした。

すると、大神官が……

「おぬし……男のことばかり考えとるな?」

「っ、はい、そうなんです!」

ムトは、よっしゃあとガッツポーズした。

想いがやっと大神官に伝わってくれた。そう思って安堵した。

ところが――

「さてはおぬし……ゲイじゃな?」

「は? ゲイ? いやいやいやっ!」

「そうか。なら男ウケするような、とびきりプリティーな賢者♀にしてやろう」

「やめろーっ! 女なんかにするなぁーっ!」


ムトの叫びもむなしく――

とびきりプリティーな賢者♀となった。

13
「何でだぁーっ! 何で女にするんだぁーっ! 仮に俺がホントにゲイだったとしても、同性を好きになるというだけだ! 異性になってまでモテたいとか思わねぇんだよっ!」

ショックで気がおかしくなってしまったムトは、怒りながら、半分泣きながら、大神官の首もとを掴んで、前後にゆさゆさと揺さぶって訴えた。

だが、この大神官にこんなことしたって、次に言われる言葉はもうわかってる。わかってるけど、それでもムトはどうしても訴えたかった。

そして、案の定――

「未熟者の分際でもう職を変えたいとは何事じゃあ!!」

ムトは、仕方なく諦めた。

14 「はあっ……あのハゲ、いつか殺ってやる!」

ムトはいつか魔法使いになって、大神官にザキを唱えてやると思った。

15 「よし、じゃあコンペイの塔に向かうぞ」

ムトはすっかり本来の目的を見失っていたが、レミファがコンペイ糖を食べているのを見て思い出した。

「そうだった、馬車を手に入れるんでしたね」

ムトたちはコンペイの塔に向かった。


16
モンスターをぼちぼち倒して経験値を稼ぎつつ、

ムト達は、コンペイの塔にやってきた。

塔を見上げると、天まで届いているんじゃないかしらというぐらい、高々とそびえ立っている。

17 パームは塔を見上げる。

「高いなぁ……これ何階くらいあるんだろ?」

それにイワハシが答える。

「うむ、だいたい60階くらいだろうな」

「あべのハルカスじゃねえか……て、大阪の人しかわからねえよ」

だが、この塔のどこかに導きのたず『ガツッ‼️‼️』



ルーーーーーーーーーーーー



おかんの掃除機が当たって画面がとまってしまった。


リセットを押そう。


■_□□□_■_□◆□_■_□


アカン、バグった。

電源を切って、カセットを抜いて……

「フーーーッ」


よし、電源を入れよう。



dragon quest o・t・n.n


やった、動いた。

冒険の書もいきてる。


パームは塔を見上げる。

「高いなぁ、たぶん60階くらいあるんじゃないか?」

さっきと変わっていた。
18 レミファは塔を見上げる。

「これ、いける? ひょっとしたら頂上まで行かなきゃいけないんじゃないの? 敵が強かったりしたら今の私達じゃもたないよ。HPとMPが心配……」

それにイワハシが答える。

「そうやな、YouTuberの二人は戦闘力が少ないし、ムトは盗賊とスーパースターの能力は持つものの、まだ賢者のレベル1やし」

するとパームが……

「だったら、モンスター4匹にいってもらったらどうだ? トロルのテヘペロは、この塔のモンスターに比べたらまだ強いだろ。はやてとつばさもレベルが上がって強くなってるし、お互いモンスターだから油断もするだろ。あれ、クランチは?」

気付けば、はぐれ爆弾メタル岩のクランチの姿がない。

ムトが腕を組みながら言った。

「クランチはいまダーマ神殿だ」

「え、なんでだよ? モンスターも転職出来るのか?」

「いつでもメガンテかませるように、大神官の後ろに置いてきた」

はやてとヒロが急いでダーマ神殿に取りにいった。

「しょうがねぇ、イワハシと俺とテヘペロ、レミファでいこう。パームは、ここにいててくれ」

「わかった」
19

ムトは、医師からもらった鍵で開け、扉を開いた。

「よしっ、イワハシ、レミファ、テヘペロ、行くぞ!」

「おーっ!」

いざ、コンペイの塔の内部へ!

20 「うがうがっ、うがぁ~!」

「おりゃああああっ!」


塔の中に入るなり、魔物たちが集団で襲ってくる。しかしテヘペロとイワハシのコラボ攻撃であっという間に倒すことができた。


「よしよし、いいぞ! このまま最上階まで走るぞ!」


戦いは二人に任せて、ムトとレミファは螺旋状に続く階段を駆け上がった。


「うがうがっ!」


テヘペロが下で何か叫んでいる。
何か宝でもあるのかと見てみると、なんとエレベーターがあった。



レスが上限に達しています。
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