テキストサイズ

ひねくれショタと変態大学生の平和的日常

第7章 それぞれの過去 二

「えっ!? お、おい。草風!!」

俺にここまで言って、言わせて逃げんのか?

……でも、今日は逃げさせないよ。捕まえる、絶対に!

「なんで追ってくんだよ!!」

そんなの決まってるだろ。

「だっておまえ、急に逃げるもんだから。それに、さっきの返事…聞いてないしな」

さぁ、草風。おまえはどうする?

「し、知るか。んなもん! ついてくんなし!」

そっか。……でも、その命令を受ける義理はないよな。

「嫌だ!!」

おまえが答えを教えてくれるまでは……絶対に…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ