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全部、愛してた。

第6章 伝えなくてはいけないこと

「で…?なんだって言いたいんだよ?」




遼ちゃんは面倒臭そうに聞いてくる。







輝は…黙ったまま。



おいっ。




なんか、朝言ってたことと違うんじゃない?輝くん。




仕方ない。

わたしから言うか。







…あれ?



手が震える…



ガクガクガク…




足がすくんでくる…





…あ…れ…?









輝が心配そうに見つめてくる。




「空…?大丈夫…?」








「あ…う……ん」




遼ちゃんがこっちを見ている。

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