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翔ちゃんとニノちゃんのヒミツ

第12章 ラブホテル~前編~

￿俺は目を凝らして女性を見た。 その顔は...。 小さい頃から見てきた顔だった...

翔「...!?」

...ちょっと待ってよ...。 それは無い...。 きっと見間違いだ。 絶対そうだ。 もっかいしっかり見てみよ...

ジーー

...まじかよ... 見間違いじゃねぇ... でも な、なんでこんなところに...

翔「舞...がいるんだよ...」

そう...。 そこにいたのは紛れもなく俺の 妹、舞 だった。 俺はバレるのが怖くて後ろを向いた。

二「...やはりあれ、舞ちゃんですか...。だ から私の心をしとめたんですね...。」

翔「帰ろう。...舞にバレたら人生終わる」

二「えっ!?せっかく来たのにっ...」

翔「大丈夫、他のホテルに移るだけだか... 「お客様、どうかなさいましたか?」

櫻宮「!?」

コツコツコツ

近づいてくるヒールの音。 声は100%舞だった。 ...ヤバイ...。 どうしよう...。

「ご予約は...なさってますか?」

翔「...。」

コツコツ...ピタッ

俺の真後ろで音は止まった。

「...お客様...?」

...流石に黙ってる訳にはいかない...。 ...しょうがない...薄情するか...。

翔「...あの...。失礼ですが...あなた櫻井舞 さんですよね...?」

とりあえず聞いてみた。 きっと舞は戸惑うだろう。 その隙に逃げよ...
舞「...ふふっ///じゃあこちらも失礼して いいですか?」

櫻宮「...?汗」

ギュウッ

翔「!?」

舞「お兄ちゃんっ♪なんでラブホなんか にいるの?」

二「...!?」

翔「舞っっ...やめろっ!」

舞「やめない。お兄ちゃんが答えるまで離れない。」

俺に抱きつく舞。
妹だから起ったりしないけど...ニノの視線が...

二「...。」

ギュウゥゥッ

翔「わかった!わかった!話すから離れろっ...」

パッ

舞「はい。離れまーした★」

翔「ふぅ~...」

舞「...あ、二宮さん。こんばんは」

二「...こんばんは」

舞「なんでお兄ちゃんとこんなとこ来てるんですか?」

舞の顔は真剣だった。

二「...わ、私達付き合ってるんです。だから...」

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