テキストサイズ

翔ちゃんとニノちゃんのヒミツ

第12章 ラブホテル~前編~

二「デカイですね...。」

部屋に入った瞬間大きなベッドがお出迎え。その隣には黒と白のソファーとテー ブル。どことなく大人の雰囲気が漂っている。

翔「お邪魔しまぁ~す...」

二「しまぁ~す」

無意識に脱いだ靴が小さく音を立てる。
室内はクラシックが流れていた。
曲はアイネ・クライネ・ナハトムジーク第一楽章のモーツァルト。

翔「素敵な所だね...。高いだけある(笑)」

二「無理させちゃってほんとごめんなさい。でも、翔くんと来れて良かった。」

俺はベッドの直ぐとなりにあったミニテーブルの上にあの箱と袋を置いた。

翔「ううん。無理なんてしてないよ。...ニノが喜んでくれたなら...それでいいから」ニコッ

二「...///翔くんの笑顔はいつも優しいですね。...その顔大好き...」

翔「ほんと?...こーゆー顔ニノにしかしないんだからね?(笑)特別な人にしかしない顔っ★」

二「私は...翔くんにとって特別なんですよね...///改めて言われると...嬉しいですっ」

照れるニノの顔を見つめながら俺はベッドに腰かけた
今まで感じたことのない柔らかさ。
座った瞬間、体が沈んだくらいだもん。(笑)

翔「ニノは俺のこと特別な存在って思ってる?」

二「...何わかりきったこと聞いてるんですか...(笑)特別に決まってますよ///」

翔「あ、ほんとだ。改めて言われるとすんげー嬉しい...(笑)」

二「でしょ?普段思っててもあんまり口に出したりしませんもんね(笑)」

翔「そう?俺等けっこう言ってない?...さっきだって大好きって...(笑)」

公園でもホテルのフロントでも言い合ったよね(笑)

二「あ、確かに...。そうですねっ」

マシュマロみたいに柔らかい笑顔で見つめないでほしい...。
萌え死にするのも時間の問題...

パチン

ニノが突然、手を叩いた。

二「そーいえばっ!」

何かを思い出したみたい。

翔「どーした?」

二「あの箱開けていいですよ♪」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ