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翔ちゃんとニノちゃんのヒミツ

第9章 壊れかける愛

好からぬ妄想が頭をよぎる。
これからも嵐でいる限り翔さんにも相葉さんにも会わなくてはいけない。
もし2人が付き合い始めたら…。
俺はそんな2人を見ていられない。
気がつけば俺は携帯を握りしめていた。
耳に入る呼び出し音。
小さくガチャッっと音を立てた後、彼の声がした。

「もしもし…。」

ニ「リーダーっ!」

大「おー。ニノ、どうしたの?」
 
リーダーだ。
なぜか俺はリーダーに電話していた。

ニ「リ…リーダーっ…。」

大「えっ?ニノ、どうしたっ!?」

涙ぐむ声の俺に戸惑うリーダー。

ニ「うぅ…。」

大「大丈夫?何かあったの!?」

ニ「はいぃ…。ありましたぁ(泣)」

大「えっ!?何があったの!?」
 
ニ「今は言えません(T_T)心の準備がぁ」

大「じゃあ何で掛けてきたのさ?(笑)大丈夫だから。さ、早く話して~♪」

いつもの様にのんきなリーダー。

ニ「無理…。こんなこと言ったら馬鹿だなって思われるぅ…。そしてまた1人、俺を嫌いになるぅ…。」

大「また?…。人は嫌われながら成長するんだよ。(笑)でも俺はニノを嫌いにならないと思うけど(笑)仲間だし。」

ニ「…。そうかもしれないけど…。俺仲間に嫌われましたよぉ。」

大「えっ!?誰かに嫌われちゃったの!?」

ニ「おそらく…。(泣)」

大「そんなわけないよ~*でも一応聞く!誰っ?」

ニ「…。翔さん…。」

大「…。何でよ~?(笑)ただの夫婦喧嘩でしょ?(笑)すぐ終わるよー♪」

ニ「終わりませんっ!だって俺…。家出てっちゃったもん。きっと怒ってる…。」

大「何で家出てったの?何か前触れがあったんだよね?」

ニ「もちろん…。俺が全部悪いの…。」

大「?そんなことは無いと思うよ?…うーん…。そーだ!今日の夜、空いてる?」

ニ「今日…?ほんとは翔さんとsexする予定だったけど辞めたから空いてる。」

毎晩ヤってたのに…。
記録は終わりました…。

大「(汗)…えっと、じゃあ8時頃迎えに行くよ。今どこいるの?」

ニ「漫画喫茶。ゲ○ゲ○。」

大「そこで待機中かぁ…(笑)わかった。後で行くから。待っててね。」

ニ「待ってる…」

大「じゃ。また後でね。」

ニ「うん。Bye。」

大「(笑)じゃあね。」

ガチャッ

翔さんと付き合い始めたら夜にメンバーと2人で会うの初めてだな…。

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