アイツが私のご主人様!?
第22章 『とりあえず、脱げ。』
ワタシ、神崎クンと目を合わせる。
(『ど う す る の !?』)
私、口パクで言う。
すると、神崎クンは
いつものイジワルな笑顔で……
私を、布団の中に引きずり込んだ。ひゃぁあっ
布団の中。
暗くて見にくいけど・・・
神崎クンの息が顔がにかかる。
ひゃああああっ/////
なんだこの状況…///!!
きゃ・・
思わず叫びそうになる。
すると、神崎クン
私の口を押さえる。
『フガ…ンン…ウウ……(くっ苦しいぃ・・・おぇ)』
「・・・なんだ、先生いないのか。
打撲したから湿布張ってもらおうと思ったのに…
しょうがない、練習に戻るか。」
ガラガラッ
引き戸が閉まる。
どうやら、一宏は出て行ったようだ。
(し、死ぬーー!
とりあえず、口元から手を離せーー!!!)
ジタバタしていると、
やっと神崎クンが手を放してくれた。
(すーーはぁーー、すーーはぁーー
酸素!酸素!!酸素っ!!!)
私、ありったけの酸素を体内に取り込む。
(危うく死ぬところだったわ・・・!!
あぶな…)
*