アイツが私のご主人様!?
第26章 思い違い。
一宏と一緒に、
近所にある大型テーマパークに向かう。
電車に乗った時、
満員電車で、
私がよろけていると…
一宏が窓際で、私に覆い被さるように乗ってくるもんだから…
すっごく、ドキドキした・・・
『一宏…、
顔…ち、ちかいよ…///』
たぶん、
私、顔真っ赤。
「ご、ごめっ///!
りおが、
よろけないようにしようと思ったら…
こんな乗り方になっちゃって…///!
あと、一駅だから…ガマンして?」
ああ……
一宏の息が顔にかかる。
やばい!
やっぱり、一宏と一緒にいたらドキドキMax…
神崎クンのコトなんか、
忘れられる。
一宏はね、
すっごく、優しいんだよっ!
一宏と一緒に並んで歩く時、
「あぶないから、こっち歩きな!ニコッ」って言って
自然と道路側を歩いてくれたり…
一宏は、身長が高いから
歩くスピードが速いんだ。
だけどね、
すぐ、私の歩くスピードに合わせてくれるんだよっ!
ほんと、
一宏は女の子の理想の男子だよっ!
……神崎クンだったらさ、
電車だったら、
「俺に掴まっとけ。」…
一緒に歩いたら、
「おっせーな。フン
手、繋ぐぞ?
お前、はぐれそうだしなっ!ププッ」
・・・とか、言いそーー!笑
ありゃ??
神崎クンと一宏…比較しすぎ?
こんにゃろ!神崎っ!!
休日ぐらい、
私の脳内から消えてくれぇっ!
*