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契り

第2章 変化

「女の、臭いじゃない」

誰?

肩を掴む指先に力が増して、床に押さ得こまれる勢いも強い。

「友達…」

言葉はすぐに遮られた。

「成彌は、友達と寝るのかよ?」

紫楼から目が離せない。

大きく開かれた瞳が紅に染まり、怒りを強調していた。

鬼の瞳…

いつもは、漆黒なのに。

「恋人が・・居るんだ」

嘘が、つけなかった。

「聞いてない!」

「…話してない」

「約束しただろう」

5歳の時の…。
そんなの覚えてない。

この鬼を見たことがあるかもしれないと言う、錯覚があるだけ。

「覚えてないよ…」

約束なんて、会ったことさえ覚えてないのに記憶があるわけがないじゃないか。

「…我慢して・・損した」

また瞳の色が変わった。
黒いけど・・うっすらと蒼い。

トランクスが切り裂かれた。

もともと、お風呂に入る前だったから、パンツだけだった。
裸に剥かれるのも早い。

足を開かされ、膝を曲げれる。

「…待って」

まだ、準備ができてない。

「突っ込んで来たんだろ。すぐにはいるはずだ」

紫楼の・・鬼のそれは大きくそびえ、グロテスクにも見えてた。

入るわけがない。

「止め・・て」

容赦なく紫楼のモノは、ギシギシと言う音をたてるかのように僕の中へと入って来た。

「やっああ・・」

叫び声が、二人きりの家の中に響き渡った。

声が外に漏れないことに感謝しなくちゃいけない。

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