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契り

第2章 変化

パカパカと服を脱ぎして、裏返しになったのもお構いなしの紫楼を軽く窘める。

「ちゃんと、脱ぎなよ」

干すときに、大変なんだから。

床に落ちたシャツやズボンを表に戻して洗濯機へ投げる。

干すのも洗うもの、僕。

親の分も。ちゃんと洗って畳んでおく。クリーニングにも出す。

いつもの日常。
当たり前の光景。

「なるみ…」

紫楼のボクサーパンツを拾い上げようと座ったときだった。

低い声。

「なに?」

座ったまま見上げた。

怖い顔…

「これ、なに?」

指摘されたのは、鎖骨。

鎖骨の…

朱槻(あかつき)がつけた痕だ。

痕は残すなと言ったのに。

「なんだよって聞いてるんだ!」

言葉と同時に、床に押さえつけれて紫楼の身体が僕に跨った。

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