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契り

第2章 変化

「泣きそうですね。なにか、あったんですか?成彌が、辛そうだと俺も・・悲しくなります」

押し倒される。

「ちょ…待って」

ここは、リビングで下から人が上がって来たら…。

見られちゃう。

だから。

朱槻を抗った。

「見られる…から、嫌ですか?それとももっと、違う理由?」

違う理由の方まで、解るのかと息を飲んだ。

凝視される視線を反らせない。

「可愛いですね、成彌」

すると朱槻は、僕から離れた。

「気分が悪いので、今日は帰ってください。このままだと、成彌のこと無茶苦茶にしそうなので」

ゾッとした。
少し前に朱槻にされたことが、頭の中によぎった。

そして、初めてだった。
朱槻の冷たい対応が。

僕は、そのまま逃げるように自宅に帰るしかなかった。

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