無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

嫌なのに、感じてしまう身体が。

快感を待ちわびるように震える身体が。

すごく悲しくて。


だけどそれよりも悲しかったのは、恭の言葉だった。



「淫乱かよ。」


「っ、、、ーー」


なんで。どうして。

そんな言葉が、俺の頭を支配する。


俺が、悪いの？
どうして、俺がこんな思いをする？

心のどこかで恭は俺を分かってくれると、
理解して、助けてくれると、

信じていた。


兄さんとの関係がバレてしまうことを恐れていたと同時に、恭は俺を助けてくれるとそう思っていた。


そんなはず、なかったのに。


ポロリと、溢れた涙が頬を伝う。

止めようとしても、止まらなくて、


「うっ、、、ふ、、、ぁ」


声を上げて、泣いた。