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家庭教師

第10章 ホテル

『ねえ、純太、どんなところがいい?』


『え、俺はどこでも構わないよ(てか、わかんねぇよ、ホテルなんて)』

…。


『あ、そうだよねぇ。
私もよく分からないから聞いてみたんだけどね♪』


舌をペロッと出して里美は言った。


なんだか取って付けたような言い方。


見え透いたウソだ。


純太はちょっと複雑な心境になった。


『じゃあ、ここにしよっか?』


『う、うん』

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