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側にいられるだけで④【牡丹の花の咲く頃には】

第19章 第四話 【牡丹の花咲く頃には】 再会

「もう、離さない」
 トスが堪りかねたように呟き、キョンシルに覆い被さり、可憐な胸の蕾を口に含んだ。
 どこかで気の早い雀たちがさえずり始めたようだ。時折、キョンシルから抑えた喘ぎ声が発せられる度、トスは烈しい口づけでそれを吸い取った。

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