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「お母さんはよっぽど魅力的だったのね。だって、いまだにおじさんはソンニョ、ソンニョってお母さんの話ばかり」
　駄目、それ以上、言っては駄目。心の中でもう一人の自分が囁いていた。だが、キョンシルの勢いは止まらない。
「私なんかお母さんに比べれば、道ばたの石ころのようなものだわ。子どもの頃からそうだった。いつも誰もがお母さんにばかり注目するの。私はいつもお母さんの光に隠れて目立たない地味な子だった」
「―そんなことはない」
　トスが低い声で言うのに、キョンシルは叫んだ。
「嘘。気休めなんか言わないで。私はお母さんみたいに漢陽一の美人でもないし、気立ても良くないの。どうせトスおじさんだって、私なんて女の数にも入らないんでしょ」