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全く、呆れたわ。いつもガミガミと使用人を怒鳴りつけてばかりいるのね。あなたのようなガミガミ爺さんなんて、こっちから願い下げ。別に今更、孫だなんて認めて貰いたくて来たわけじゃなんいだから。言っとくけど、いつも眉間に皺ばかり寄せてたら、その中に元に戻らなくなるわよ」
「なっ、な」
　老人の表情が強ばってゆく。流石に年寄り相手に言い過ぎたかと心配したものの、生まれてこのかた、ここまで愚弄されたことのないキョンシルには、既に我慢の限界が来ていた。
　だが、こんな爺ィでも、とりあえずは実の祖父らしいから、ぽっくりと死なれては後味が悪い。