
側にいられるだけで④【牡丹の花の咲く頃には】
第18章 第四話 【牡丹の花咲く頃には】 祖父の願い
しばらく見つめ合っている中に、トスの貌が自然に近づいてくる。唇と唇が重なるのにさほどの刻は要さなかった。最初は蝶の羽が掠めるような軽く触れるだけの口づけが次第に深くなってゆく。
誘われるようにトスの舌で唇をついばまれ、キョンシルはそっと口を開いた。待つのももどかしくトスはキョンシルの口に舌を差し入れてくる。今朝、初めて交わした烈しい口づけにも勝るとも劣らぬ情熱的な口づけが続いた。
その中にはキョンシルもトスの舌に自らの舌を絡める。それは全く意識せずに本能に命じられるがままに従った行動であったが、トスは彼女の反応に勇気づけられたかのように、更に貪欲にキョンシルの口の中を蹂躙する。
誘われるようにトスの舌で唇をついばまれ、キョンシルはそっと口を開いた。待つのももどかしくトスはキョンシルの口に舌を差し入れてくる。今朝、初めて交わした烈しい口づけにも勝るとも劣らぬ情熱的な口づけが続いた。
その中にはキョンシルもトスの舌に自らの舌を絡める。それは全く意識せずに本能に命じられるがままに従った行動であったが、トスは彼女の反応に勇気づけられたかのように、更に貪欲にキョンシルの口の中を蹂躙する。
