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夢の虹

第1章 席替え


「心愛ともっと話てぇんだよ」


その言葉に心臓がきゅんとなった。

そしてどくどくと騒ぎ出す。

流星のまっすぐな瞳が嬉しくて、私も思わず見つめ返す。

捕らえられたように動けない視線。

吸い込まれそうな黒目が美しい。


「―…もう限界」


へ?

流星はそう言うや否や、私の両肩を掴んで無理矢理私を前に向かせた。


「ちょ…流星?!」

「お前、可愛すぎ」


はい?!

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