夢の虹
第1章 席替え
私のクラスの席替えは、くじを引いてそこにかかれた番号で決まるというもの。
一応、視力の悪い人の考慮はしてあるが、後は完璧に運任せである。
私の引いた番号は7番。
黒板にかかれた番号を確認すると…なんと一番窓側の一番後ろ。
わー景色がいいー。
じゃなくて!
重要なのは流星がどこかということ。
私のすぐ後にくじを引いたはずだけど…
「心愛…何番だった?」
そう思っていると、ちょうどくじを引き終えて戻ってきた流星に尋ねられた。
「えっと…7番」
お願い…近くでありますように!