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夢の虹

第2章 となり


―ぴったりとくっついた机。

右側に感じる人の温かい気配。

いつも以上に流星が近い。

私はそんな状況に心臓が破裂しそうだ。

幸い(?)にも他にも忘れた人がいるようで、机をくっつけている私達はそんなに不自然ではなかった。

それでもそんなこと、どうでもよかった。

顔が赤くなってしまうのを隠すのに必死である。

もしかしてこの心臓の音も聞こえてるんじゃないのか?

ふと前を見ると、振り返った小百合と目があった。

そして小さく口を動かす小百合。


"が・ん・ば・れ"


何を?!


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