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夢の虹

第3章 雨の日






「あ、雨…」





不意に誰かが呟いた。

つられて外を見ると、しとしとと雨が降ってきていた。

うわー…雨だ…

みんなぞろぞろと窓際に集まり、外を見て口々に文句を言う。


「そういやぁ、今日で梅雨入りしたって言ってたっけ」


いつの間にか隣に来ていた流星に声をかけられる。

…いきなり隣から流星の声がしてどきどきしたのは内緒。


「そうなの?」

「らしいぜ?」


へー…そうなんだ…






あ。

…傘、忘れた…

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