僕の初恋
第3章 2013年 足りない時間
「俺さー、姉貴が好きってわけじゃないんだけど、セックスが他の奴より上手くてさー。すぐイキそうになるんだよなー。」
セックス…か。
…妹と出来るなら……
「そういえば優介、昨日の子。いいの?」
「ああ。ああいう奴興味無い。」
話していると、背中からポンっと手を叩かれた。
「おはよう、甲斐くん。」
「…お前っ!」
「えへっ///分かる?渡辺だよ」
俺は女の手を振りほどいた。
「キモイ。触るな」
「あっ…ご、ごめんね?迷惑だった?」
「言っただろ。俺はお前の事が…」
「あー…昨日の事?私、諦めてないからね。」
俺は女を無視して、学校へと向かった。