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僕の初恋

第4章 2013年 何かある



「…なるほどー。2人はあの先生の話を聞いていなかったのか。」

「へい…。」

「お名前は?」

「永野…純希って言いますー…」

「永野ね。」

「(呼び捨てかよっ)」

「んで、もう1人が甲斐ね。」

「あれっ、知ってたんですか?」

「まあね、朝来てたから。」

2人が話している中、僕はこいつの事で頭がいっぱいだった。

「優介?大丈夫かよ」

「…ん、ああ。」

「2人共、俺は許すけど他の奴らは厳しいんだから気をつけろよ。」

「へーい。保健室の先生、名前は?」

「名前?

宮原 真。年齢はまだ27かな」

「うっわー!若いなあ先生」

「そ?」

「うんうん!な、優介…」

「27…か」

「優介?」

「あ、ああ、若いな。」

「…甲斐。」


「それじゃあそろそろ、俺帰るわ、優介行こう」

「…」

「…永野、担任に甲斐に話があるから遅れるって言っておいてくれ。」

「えっ、あ、はい。」

そう言い、永野は教室に戻って行った。

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