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僕の初恋

第9章 2013年 崩れる音


「何だよ、話があるならさっさと…」

「お前、優愛の事好きだろ」

「はっ…だからシスコンだって前に…」

ドンッ

思いっきり机を叩き、宮原は立ち上がった

「とぼけるな!女として、見てるんだろ」

「…だから、何だよ」

「…俺はお前が優愛を幸せに出来るとは思わない」

そう言うと、宮原は椅子に座った

「…兄妹でだ?…甘ったれんな。将来結婚も出来ねぇ奴が幸せにできるとは思わねーけど」

「じゃあお前は出来るのかよ」

「ああ、出来る。お前みたいなちんちくりんよりはマシだ」

余計なお世話だっつーの…


「それに、この前の見た。お前が公園であの女とセックスしてるとこ」

「!…ばれてたのか…」

「当たり前だ。…あんな事する奴が、妹を幸せになんて出来ないだろーけど」

そう言うと、宮原は保健室から出て行った


「……」


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