テキストサイズ

僕の初恋

第9章 2013年 崩れる音







俺は暇だし、屋上に行くことにした


「誰かいるのか」


中を覗くと

パソコンをやってる男が1人いた



「お前、パソコンって…」

俺はそいつの方に近づく


凄く真面目そうな奴だった。

カタカタと素早くキーボードを打ち

たまに眼鏡をキュッとあげる


「…サボりか?えっと…俺と同じ一年じゃん」

「…まあね」

男はパソコンの方を向きながら喋った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ