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僕の初恋

第9章 2013年 崩れる音



俺は隣に座ることにした。


床だから、すげー汚くなりそう…



「名前は?」

「永野…寿也」

「な…永野⁉」

「ああ。そうだけど」

「なあ、まさか純希とは…」

「ああ、親戚」

「親戚って…」

「まあ、純希の父親の兄の子」

「な、なるほどー…普通に言えよ…」


「何でサボってんだよ…」

「授業が退屈だからだ。」

「は?」

「簡単過ぎてつまらない」

「は、はあ…。おまけに顔もイケメンだし良いよな…」

「…つまらない」



な、何だこいつ…

純希の方と性格が全く逆だ…

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