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姫と騎士と吸血鬼

第4章 ウォートマタ




「おにぃ…さま…?」





!?



マリティア?




自分はアスタを抱えたまま

奥のベッドまで駆け寄った


「マリティア!」





「おにぃ…様?ここは何処?」



一旦アスタを椅子に腰掛けさせた






――――――――――
――――――
―――


「マリティア、一人で屋敷に帰れるか?」



少し落ち着いて

また話し始めた




「大丈夫です」


自分はアスタのことは話さなかった




王家の者が助けてくれた


とマリティアに嘘をついた









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