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にゃんと喘いでくれるよね

第12章 猫とリアル





「…店長…っ」







「ん?

どうしたの?

話す気になった?」









「…いや…そうじゃにゃくて…っ




猫娘って…人になれないの…っ?」










びっくりした表情を

みいにむける店長。






「い…いきなり…ね…?」








みいは人になりたい。


ちゃんとした

ミミも人みたいで

しっぽもなくて…







そうしたら…



りくの彼女になれるのかな…






「…ど…どうして…



みいは猫にゃの…っ」







途端に涙が溢れてきて

しゃがみこむ。







それを見た店長は



みいの右腕を上に引っ張りあげた。









「なーにバカな事言ってるの」






「…っ」









「そんな甘えた事言って


悲劇のヒロインぶるのは


見てて痛々しいわよ」








「…にゃ…っ」








「あなたは選ばれたのよ?



猫娘としても…



それに…

あなたのご主人様にも」

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