にゃんと喘いでくれるよね
第3章 猫と理性
周りからの視線が
あまりに痛かったので
すぐにみいの手をひっぱって
下着ショップから出た。
「…触んないでよぉ」
「ごめんって言ってんじゃん」
「言ってないにゃ!!!」
かぷっ
「いだだだだだっ!!!
そ、そんな
ミミはよくて尻尾は
ダメとか知らねえよ!!」
いや、昔
ネコ飼ってたから知ってたんだけどね。
「そ…れは…」
「ってかまだ出会って
数日しかたってねえのに
そこまで知らねえし」
……ん?
おとなしくなった?
顔をのぞきこむと
みいは目にいっぱい涙を
ためていた。