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身代わりH

第11章 *勉強・・・っ?!

たまらずに熱い息を吐き出してお兄ちゃんを見上げると、




「着替えたらおまえの部屋に行く」




と耳元で囁かれ、ドキリとする。




それって…。




呆然と立ち尽くすあたしの横で、お兄ちゃんは無言で靴を脱ぐと、2階へ上がって行った。




「-…」




続き…するってこと…なのかな…?




-はっっ。




やだっ…なんか…ドキドキしてる、あたし…。




-いつの間に…こんな子になっちゃったんだろう…。



口では抵抗しながら、体が言うことをきかないなんて…。




あたしは自分を戒めながら階段を昇った。

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