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チラ、と目をやると、確かにお兄ちゃんの掌はびっしょりで、カットソーの袖口まで濡れて色が変わっていた。




「－……///」




その事実が恥ずかしくて俯いたあたしに、




「しかも泣くなんてな…気持ちよかったのか？」




お兄ちゃんは優しくそう問い掛けながら、目尻にこぼれた涙を舌で掬ってくれた。




－ドキッッ。




その行為が嬉しすぎて、思わず素直に頷いてしまう。




「…気…持ち…よかっ…///」




だけどそれを聞いたお兄ちゃんは冷たく言った。




「－で…、自分だけイったのか？課題も終わって…おまえは満足だよな」




「－！－」