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身代わりH

第13章 *69

お兄ちゃんはあたしの体の震えが収まるのを待ってから、動きを止めて拘束を解いた。




「…はあっ…///」




…やっと息が吸えた。




あたしはユラリと上体を起こし、息を整えた。




…あたしの体、どうなっちゃうんだろう…?




そんな不安を感じながら、口を拭った時。




ギシッ。




横になっていたお兄ちゃんが突然起き上がり、後ろから抱きしめられた。




「ひゃ…っ///」




お互い膝立ちの状態で、お兄ちゃんはあたしの顎をグイッと引き寄せると、顔を覗き込んできた。

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