テキストサイズ

身代わりH

第15章 *条件

あたしはその勝ち誇った笑顔にさえ見とれて身動きが取れなかった。




お兄ちゃんはスッと顔を近付けると…、




「昔から…、おまえの考えてることなんてバレバレなんだよ」




-ちゅっっ。




オデコに…キスしてくれた。




-え?





-オデコ…?




初めてのことで戸惑うあたしから、パッとお兄ちゃんが離れた。




「-だが、悪いな。オレは今それどころじゃない」




-!-。




…そ、そうだよね…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ