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“つまりその対応策は、ほとんどが事後対策であり、本来は教育の段階から国民の政治参加を喚起させるような取り組みが…”




論説も結論に入り、より真剣な目つきで館内を見渡すお兄ちゃん。




…ああっ…どうしよう…。




声を聞いてるだけなのに…体が熱くなってきちゃう…。




下着をつけてないだけで、すごくいやらしいことをしてる気分になっていたのに、大好きなお兄ちゃんを見ながらその温もりを思い出していたら、ますます体がおかしくなってくる。




…ぎゅ…。




あたしは無意識にぴっちりと膝を閉じた。




心なしか息も上がっている気がした。




…あたし…こんなＨな子じゃなかったのに…お兄ちゃんの…せいだよっ…？




はぁ、と小さく息を吐き出してもう一度お兄ちゃんを見つめた時。




“以上で弁論を終わります”




お兄ちゃんの弁論が終わった。