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身代わりH

第16章 *…実行

この前部活見てた時のこともあるし…あたし、なんかやっちゃったのかな…?




そう不安に思う反面…、嬉しくもある。




-制服のお兄ちゃんと…こんな近くにいられるなんて、夢みたいで。




そうして不謹慎にも頬が緩んでしまいそうになった時…、お兄ちゃんが立ち止まった。




そこは廊下の突き当たりで…さっきとは違いほとんど誰も使わない階段の前。




…こんなとこで…何…?




もう一度お兄ちゃんに問い掛けようとすると、お兄ちゃんが振り返った。




-ドン!




「-っ!」




同時に強い力で壁に押さえ付けられ、背中に鈍い痛みが走る。

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