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身代わりH

第16章 *…実行

お兄ちゃんは、冷ややかな笑みをこぼしながら、人差し指の先端を徐々に近付けてくる。




-ツンッ。




「…ぁっっ!」
ヒクン、と肩が奮え、久しぶりに与えられた快感が体を駆け抜けた。




ツンツンッ。




「…っぁっ…ンンッ…」




更に何度か突かれると、上擦った声が漏れ、顔が火照る。




お兄ちゃんはそんなあたしを見て呆れたように言った。




「…やっぱりな…。下も穿いてないのか?」



「………」




コクン、と素直に頷く。




お兄ちゃんは盛大にため息をついた後、




「…ちょっと、ここで待ってろ」




と言うと、あたしからスッと離れ、階段を駆け登って行ってしまった。




-えっ?

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