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身代わりH

第21章 *消えない温もり

突然腰から下の力が抜け、あたしは廊下にペタンと座り込んだ。




「雅…?」




ふと後ろで柔らかな声がして振り返る。




「ユミちゃん…」




ユミちゃんはあたしと目が合うと驚いて駆け寄って来た。




「-雅?!どうしたの?!」




そうして肩を掴んで問い掛けるユミちゃんの顔が白くなっていく。

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