身代わりH
第22章 *告白
ユミちゃんの口調はきついけど、明らかに心配してくれてるのが伝わってきて、胸があったかくなる。
「いつか話してくれるかと思ってたけど…こんな、倒れるまで思い詰めて…今日は話してくれるまで帰らないからね」
怒ったような、照れたような表情。
「…ユミちゃん…」
嬉しくなったあたしはそう呟いた。
-キーンコーンカーンコーン…
その時、5時間目の始まりを知らせる鐘が鳴り、
「美術サボリ、決定」
と言ってユミちゃんが笑った。
つられてあたしも少し笑い、考えてみた。
…話したら…、少しは楽になるのかな…?
だけど…実のお兄ちゃんと近親相姦してたなんて、引くに決まってるよ…。
「…雅?」
「いつか話してくれるかと思ってたけど…こんな、倒れるまで思い詰めて…今日は話してくれるまで帰らないからね」
怒ったような、照れたような表情。
「…ユミちゃん…」
嬉しくなったあたしはそう呟いた。
-キーンコーンカーンコーン…
その時、5時間目の始まりを知らせる鐘が鳴り、
「美術サボリ、決定」
と言ってユミちゃんが笑った。
つられてあたしも少し笑い、考えてみた。
…話したら…、少しは楽になるのかな…?
だけど…実のお兄ちゃんと近親相姦してたなんて、引くに決まってるよ…。
「…雅?」